封筒に入った彼からのラブレター

私が初めて彼と遠距離恋愛になってしまったとき、もちろん時代はインターネットに対応していたのでメールや電話も自由に使うことが出来ますが、私たちは封筒に入った手紙でのやり取りも行っていました。

遠く離れた絵画うから届く彼からの封筒は、海外の郵便局のスタンプが押され、海外を旅してきたことを思わせる角の折れ曲がりや汚れが一層その封筒を愛おしく思わせました。私たちがあえて手紙でのやり取りを継続していたのは、電話やメールとは違うもっと安定した恋愛感情を伝えることができるような気がしたからです。1年間の間何度も手紙でのやり取りをしていたので、書いてある内容は前回と同じようなことが書かれていることがありましたが、それでも毎回封筒が自宅に届くのをわくわくしながら待って、郵便箱を毎朝出勤前にチェックするのが私の日課でした。郵便箱の中に封筒が見えると、毎回同じような手紙だとは分かっていながら何が書いてあるかとか、写真が入っていないかとかドキドキしていました。
彼からの封筒を受け取ることも私の楽しみでしたが、それと同じように私が彼に手紙を出すことも楽しみの一つでした。最近では色々なタイプの便せんや封筒があり、透かしが入っているものや小さなしおりを一緒に入れることが出来るものなど、手紙と封筒ですが気持ちは小さなサプライズプレゼントのようなものでした。私の文章能力もそれ程長けたものではないので、思いを十分に伝えられるほどの文才は無かったと思いますが、それでも彼が喜んでくれる表情を想像すると手紙を書く子をも私を楽しくさせました。
ある日彼が送ってきてくれた封筒の中に、手紙と一緒に押し花が添えられていました。四葉のクローバーは海外でも幸せを運ぶものとして扱われているようで、「庭で四葉を見つけたから送るよ!」短い文章に添えられたその四葉のクローバーにどれほど心満たされたことか今でも受け取ったときの感情を鮮明に思い出すことが出来ます。そのクローバーは今でも私たちの写真を飾ったコルクボードに一緒に添えられており、私たちの宝物です。
遠距離恋愛はお互いの生活する時間も変わり、始まる前はお互いに関係性を続けていくことに不安を抱いていましたが、メールや電話だけでなく、この手紙でのやり取りも確実に私たちの気持ちを確かに繋ぐ役割を果たしてくれました。彼からの返事が少し遅れると不安になって、やや喧嘩気味になっていたことは今振り返ると可愛い思い出です。
時代はビデオ電話も無料で出来る時代になっていて、手紙は封筒や便せんを選ぶところから始まり、何を書こうか相手を考えて想像し、思いをまとめてペンを持って書きだすという作業で、手紙作成後も切手買って封筒に貼ってポストまで出しに行かなくてはいけないという手間がかかります。それを思うと電話で済ませれば、と思う人もいるかもしれませんが、この時間を手間だと思うか、愛おしく思うのかは人それぞれだとも思います。日記を書くと自分の気持ちがまとまるのと同じように、彼への手紙を書き続けたことで私の彼への思いも変わらないものになっていたと思います。遠距離恋愛は距離があって相手の生活スタイルが分かりにくいからこそ、お互いが信頼関係を大切にしている必要性があります。
私たちはこの封筒とラブレターによって思いを変わらないものにして、遠距離恋愛後もカップルでいることが出来ました。これから遠距離恋愛をするという人は是非、手紙をお互いに書き合うという習慣を継続すると良いと思います。封筒にいっぱい愛を込めて送ると、相手からの手紙が届いたときに気持ちがいっぱいになりますよ。

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